このブログにはあまり個人的な内容は載せてきませんでしたが、アニメ最終話が近づいて参りましたので、(今さらながらの)読者様へのご報告も含めて「総括日記」などを書かせて頂こうかと思います。
まぁ、下積み時代~今までのざっとした流れですね。
【下積み時代(貧乏な方)】
僕は高校を卒業したのち、色々勉強したりライターの下働きなどをして作家の下積みをやってました。
120円のジュースも高くて買えないくらいの貧乏な下積み時代でしたが、べつに不幸ということはなく、普通に床で寝てたりとか、普通にカーテンのかわりに窓に新聞紙を貼っていたりしました。
まぁ……さすがに新聞紙の件は大家さんから「マジでやめてくれ・゚・(ノД`;)・゚・!」と言われて、前の退去者が残していったカーテンをプレゼントされるという心温まる(?)エピソードもあったりとか……。
この話になると、極貧下積み時代を送ってた作家さんたちと超盛り上がること……
「俺の方が大変だったぞテメェ(ノ `Д´)ノ⌒┻━┻」という変な勝負が始まりますからね。
家電の中で「何がいらない」とか、「飯はどうしていたか」とか、節制術の話ばかりですが。
そして話した後、変な仲間意識が生まれるという典型的な男呑み……。
そんなこんなで、「第二の下積み時代」の話へ……
【下積み時代(お金あった方)】
まぁまともに貯金もできないくらいの生活を送ってましたから、「さすがに何かあったらヤバイ!」と思いまして、普通に働き始めて貯金をするかたわら小説の投稿を続けるという形をとって何年か生活してました。
このときの僕がねぇ……馬鹿なんですよ。仕事と投稿で急がしすぎてお金を使う暇がないもんですから、「昼飯に二千円近くかけたり」とか、「滅多に乗らないバイクにカーナビ付けたり」とか……酷いお金の使い方を(*/ェ\*)
あまり寝る時間がとれないから職場の近くに住む……という理由で目黒区に住んでたりとかですね。こう、若気の至りすぐる……!!!
そのときに150万ほど貯金を作って、受賞したのち「一日●円で過ごしたら、この貯金でデビューまでギリ生きられる」というのを計算しまして、仕事をやめて『R-15』を書き始めたという流れだったりします。
【受賞当時&今さらのご報告】
ぼくは受賞作とデビュー作が違うのですが、それは凄く単純な理由で、「色々勉強して『次』に書いた作品の方がいいに決まってる」と思ったからです。編集さんに色々と「こんな話はどうか?」というネタを投げた中に、『R-15』のアイデアがあって、「それで行こう!」となった感じですね。
そして読者様へのご報告が相当遅れていた件なのですが、実は僕、『R-15』の三巻が出たあとに、長年つき合っていた女性と結婚致しました。体の弱い方なので、結婚後は家でゆっくり休んでもらっております。
本当に、今さらながらのご報告ですみません。なにせ結婚式前後もド修羅場だったもので、一度ご報告のタイミングを逃してそのままズルズルと……
まぁ僕の人生で親の次に誰に迷惑かけてるかというと「奥さん」なのですが、まだ下積み時代だったときに「二年待ってくれ。それまでに結婚できるような状況にするから!」とプロポーズしまして、さすがにヤバイと自分を追いつめた後に受賞。しかし「受賞」だけでは結婚できませんから、「作家」として生活できなくては駄目で、「貯金全額つっこんで『R-15』執筆」という……あれ? なんか途中から論法おかしい……。
さすがに貯金をつっこむときは(まだつき合っていた段階の)奥さんに「これで駄目だったら俺のこと捨てていい」とは言いまして、なんだかんだでプロポーズ通り二年(三巻が出たあと)で結婚するに至ったという……
ちなみにこの話をすると、みんなが哀れな生物を見るような目つきで「奥さん大事にしなよ」と言います。
ぼくもそう思います……とても……。
そんなこんなでアニメ最終話まで来ることができまして、読者様・視聴者様・藤真様・角川書店様・アニメ制作スタッフ様・『R-15』に関わって下さっている皆様、本当にありがとうございました。
アニメ放送予定に関しては、下記バナーからゆけるアニメHPをご覧頂ければと思います。
皆様に楽しんで頂ければ幸いです。